奥の細道

今年は東北にいく機会が多いので 奥の細道を知りたい。 名著26 『おくのほそ道』:100分 de 名著

ゆれる

西川美和監督の映画と本。キャストがいい。 オダギリジョー、香川照之、真木ようこ・・・。 最後のバス停のシーン、弟が兄に叫ぶ「家に帰ろう」そこで終わる。 その後どうなったかは、観ている人に任せている、それがいい。 兄を取り戻すとは、自分を取り戻…

のぼうの城

面白かったですね、のぼうの城。 歴史上の出来事なんでしょうけど、どこかで美化されているところも 多分にあるんでしょうね。私利私欲がない、これが人を引きつける。 こんなにもなれるのだろうか?なりたい!見てみたい!憧れる。 人を魅了する力とは何で…

ほかならぬ人へ

愛の本質に挑む純粋な恋愛小説とのコメント。 私は、直木賞を取られた表題よりかけがえのない人への方が好きです。 どちらも全体的な感想は、恵まれた環境で育った人間のことを描いているということです。 この辺が桜木紫乃さんとは違うところですかね 「一…

絵を描く悦び

今年の夏、軽井沢の千住博美術館に行きそこで買った本です。 一連のウォーターフォールの作品、壮観でした。 なんという発想と手間か!!! 悩む暇があったら描き込む 作品というのはプロセスを積み重ねれば重ねるほど作品の魅力というのは高まってくる。 夢…

ホテルローヤル

桜木紫乃さんのホテルローヤル読みました。 きっかけは、直木賞受賞時のコメント。 「一生懸命生きている人から幸せとか不幸とかは聞いたことがない」 この言葉を聞いた時にこの人の本を読みたいと思いました。 好きな作品は、バブルバス。 とても微笑ましい…

蛇にピアス

蛇にピアス、映画を観て読みました。 虚無感、無気力、自虐・・・。蛇にピアス (集英社文庫)作者: 金原ひとみ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/06/28メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 32回この商品を含むブログ (123件) を見る

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年。。。読みました。 村上さんの表現力や観察力はいいですね、何となく分かる。 最後まで結論を出さない、謎のままに終わる。 読者それぞれに想像させる余韻、自分を振り返らせる魔力。 名古屋はもちろん大都会では…

間抜けの構造

ビートたけしさんの本です。 北陸出張時に名古屋の駅で買いました。 我々の人生というのは、生きて死ぬまでの"間"でしかない。 生まれたときの"点"と死ぬときの"点"があって、人生はその間のことに過ぎない。 見つかるはずのない『生きている理由』を探すよ…

日本の美を求めて

東山魁夷さんの本です。 好きな言葉書き出します。 どんな場合でも、風景との巡り会いは、ただ一度のことと思わねばならぬ。 自然は生きていて、常に変化して行くからである。 また、それを見る私たち私達自身も、日々、移り変わっていく。 生成と衰滅の輪を…

タベイさん、頂上だよ

女性初のエベレスト登頂者の田部井淳子さんの本を読みました。 出身が福島県の三春町で、私の伯母さんが住んでいて小学生の夏休みなど 行ったことがあり、親近感がわいたこともあり読んでみました。田部井さんの最初の山登りは、小学校4年生の時に先生に連れ…

ミッシングリンク

谷脇康彦さんのミッシングリンクを読みました。 デジタル大国日本再生というサブタイトル、いいですね。 名古屋大学で講演をお聞きしてこの本に興味を持ちました。 さすがに現状分析が的確ですね、日本の情報通信産業はデジタルエコシステムに対応出来ていな…

直感力(自分を信じる力)

羽生善治さんの直感力を読みました。 私は、気になるページを折り曲げておく癖がありますが この本は、ほとんどの部分が折り曲げられてしまうくらい共感する部分が多かった本です。 生き方や成功するためにはといったノウハウ本や薄っぺらな内容の本が多い中…

尾根のかなたに

尾根のかなたにを読みました。 きっかけは、WOWOWでドラマ化したのを観たのと あの日航機墜落事故が題材だったからです。1985年(昭和60年)は、私が社会人となった年であの事故の8月12日の夕方は タクシーに乗っていて飯倉の交差点あたりでラジオ…

丸山正樹さんの「ウェルカム・ホーム」

「小説すばる」11月号に掲載の丸山 正樹さんの短編「ウェルカム・ホーム」読みました。老人ホームで働く今時の若者?27歳の日常が描かれています。 丸山さんは、福祉というとても難しい題材に取り組んでいますが 具体的で偏らずに書かれている所にとても…

よろこびの禅

昨日会社で急にお腹が痛くなって、名駅の行きつけの病院で視てもらっても原因が分からなくて 紹介状を持って総合病院で急患でCTを撮ってもらったらやっぱり尿道結石! 5年前に大阪の単身赴任時代にもやったことがあったので2回目です。 それにしても痛かっ…

阪急電車

阪急電車を観ました。この映画では、地方から出てきた女子大生役の谷村美月さんが良かったですね。 ちょっとすっとぼけていて、好奇心旺盛、楽しいな。宮本信子さんは、あいかわらずの圧倒的な存在感、潔くて気持ちいい。 ということで有川浩さんの原作を読…

イタリアからの手紙

塩野七生さんのイタリアからの手紙を読みました。 この人の文章いいですね、後書きにもありましたが 何故これほどまでに夢のように美しいイタリアを描けるのか? それは、彼女の精神の美しさにあると。 日本とは文化や風土が違う世界、イタリア。 この風土を…

ローマから日本が見える

塩野七生さんのローマから日本が見えるを読みました。 千年続いたと言われるローマの歴史、現在の混迷を水平的な見地だけでなく 歴史という垂直的な見地から確認することの大切さを改めて感じました。 佐々木さんのエッセイでも指摘されているようにリアリズ…

ユーモアで行こう

きんちゃんのユーモアで行こうを読みました。 きんちゃんは、テレビからユーモアのあるものがが消えてしまったと言っています。 空気がふっと軽くなる、顔がふっと崩れてしまうのがユーモア、今は笑いばかりだと。 同感です、テレビはお笑いばかりで疲れます…

レキシントンの幽霊

レキシントンの幽霊を読みました。私たちの人生で真実怖いのは、恐怖そのものではありません。・・・ 何よりも怖いのは、その恐怖に背中を向け、目を閉じてしまうことです。 そうすることによって、私たちは自分の中にある一番重要なものを、 何かに譲り渡し…

神の子供たちはみな踊る

村上春樹さんの文章はくせになるという あまり読むとつらくなるので早く抜け出さなければ。 この短編集の中で好きなのは、かえるくん、東京を救う です。 アパートに帰ると2メートル以上のカエルがいる そのカエルが東京の大地震を起こす巨大ミミズと戦う。…

デフ・ウ”ォイスを読みました。

良かったですね、丸山さんにはどんどん作品を出していってほしいと思いました。 本を読む面白さは、自分には経験をしたことが無いことを知るというということが在ります。 まさに私はろう者の世界を知らなかったし、ましてはコーダ(Coda)の存在、境遇には…

ネット・バカ

A氏の紹介でニコラス・G・カーさんのネット・バカを読みました。 IT業界に働く者としては、とても興味深いものでした。 ITという知的テクノロジーの進歩が人間へ及ぼす影響。 もはやこのツールを使わないで生活するという選択はないと思いますが こういうこ…

東京奇譚集、村上春樹さんの作品です。

相変わらず気になる文章を書きますね。 何か大切な言葉を散りばめている。あるピアノの調律師をしているゲイの言葉かたちのあるものと、かたちのないものと、 どちらかを選ばなくちゃならないとしたら、かたちのないものを選べ。 それがぼくのルールです。壁…

阿川佐和子さんの聞く力を読みました。

阿川さんって面白いですね。 TVタックルを見ていてもあのまっすぐな質問がとても楽しい。 ひょっとしたら聞く力は話す力よりも人間力が必要かもしれないですね。 時代が本物というか本質を知りたがっているのだろうと思います。聞く力―心をひらく35のヒント …

禅ー壁を破る智慧

有馬頼底さんは、数年前に京都の相国寺で若冲展を観て以来気になるお坊さんです。 この前、金閣寺を訪れたブータン国王夫妻の案内役も務められていたのをまたテレビで拝見しました。 今回の本も至る所に教えられるものがありましたが 特に『逆境は生きること…

下町ロケット

下町ロケット 久しぶりに胸が熱くなる感動がありました。 企業の存在意義と厳しい現実との狭間で苦悩しながら 従業員が成長していくさまが生々しく描かれています。 佃の品質、佃のプライド これが社員を奮い立たせた。 この本には、人間の持っている技の素…

キュレーションの時代

キュレーション(curation)とは、 無数の情報の中から、自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ そこに新たな意味を与え、そして多くの人と共有すること。キュレーションの時代ですか、新しいというより私は懐かしさを感じます。 人と人がコミュニケ…

柳井正の希望を持とう

この本は、朝日新聞の土曜版に掲載されたコラムをベースに編集したものです。 なるほどと思ったのは、柳井式悩みの解決法です。その中での言葉です。 長所、短所を考えるのはいいけれど、自分が下した判断に一喜一憂してはいけないということだ。 世の中にス…