色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年。。。読みました。
村上さんの表現力や観察力はいいですね、何となく分かる。
最後まで結論を出さない、謎のままに終わる。
読者それぞれに想像させる余韻、自分を振り返らせる魔力。
 
名古屋はもちろん大都会ではあるけれど、文化的な面を取りあげれば
東京に比べてうすらでかい地方都市という印象は否めない。
 
そして村上ワールド
時間の流れがどこかで左右に枝分かれしてしまったような奇妙な感覚があった。
・・・過去と現在が、そして記憶と感情が、並行して等価に流れていた。
 
人の観察
裕福な農家にお生まれ、そこで性格の良いおしゃべりな鵞鳥たちと一緒に育てられた印象があった。
 
駅を作る仕事が好き、こういう人もいますよね。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年