丸山正樹さんの「ウェルカム・ホーム」

小説すばる」11月号に掲載の丸山 正樹さんの短編「ウェルカム・ホーム」読みました。

老人ホームで働く今時の若者?27歳の日常が描かれています。
丸山さんは、福祉というとても難しい題材に取り組んでいますが
具体的で偏らずに書かれている所にとても共感出来ます。
 
特に好きなところは、『一人で飲んでいてどうしようもなく寂しくなった時』という場面。
こんな経験は誰にもどの時代にもあるのだろうと思いますが、それを素直に表現出来る所が素晴らしい。
あとは、鈴子さんの大好物のとんぺい焼き。どこかでこだわりのものが出てくる、気になるのです。
次回作にも期待です!

小説すばる 2012年11月号

小説すばる 2012年11月号