タベイさん、頂上だよ

女性初のエベレスト登頂者の田部井淳子さんの本を読みました。
出身が福島県の三春町で、私の伯母さんが住んでいて小学生の夏休みなど
行ったことがあり、親近感がわいたこともあり読んでみました。

田部井さんの最初の山登りは、小学校4年生の時に先生に連れられて登った那須山で
そでで自分の知らないところがあるのではという未知への興味がつのったと言います。
これが出発点で、自分の興味の発見だったのかもしれません。
 
また、女性だけの隊でエベレスト登頂には、様々な困難があったことが綴られていますが
特に必要なのは、『本当にやるんだ!!行くんだ!!』という意思だと語っています。
これは、大きく同感です!困難を数えたら無数にある、それを超えていく力の源泉が意思なんでしょうね。
 
自分の子供に対して願うこととして
『ただ思いやりのある、そして生きているという自覚できるような生き方をしてほしい』と語っています。
この辺がとても謙虚でありながら素晴らしい言葉だと思います。
 
生きているという自覚ができる生き方
 
この言葉は、死と向き合った人が発する言葉ではないでしょうか?
何をしている時が生きていると感じるのか、その問を自らに問い続けられるような生き方は素敵だと思います。