本田宗一郎夢を力に―私の履歴書

本田宗一郎夢を力にを読み返しました。
この本は本田さんが56歳のときに連載した「私の履歴書」が載っています。
本田さんの文章を読んでいると何だか夏目漱石の坊ちゃんを読んでいるよな感覚になります。
破天荒でまっすぐ、とても心地よい。
 
今回、読んでみて目に留まったのは
自分と違った人材を登用してきたという信念があった
というところです。
実際、藤沢武夫さんという自分とは正反対の参謀を得て
本田さんが開発に没頭できるよう経営全般を指揮したことは有名です。
 
こんな風にコンビを組むということ、家族や仲間でも補完し合って夢を追いかける
そんな一種の社会力が今の世の中では、弱っているような気がします。
youTubeで「特振法について語る」というのを見つけました
通産省の佐橋さんとのやりとり、面白いですね。
お互いに堂々としていて、それでいてユーモアがある、憧れます。

本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)