1Q84 BOOK3

1Q84 BOOK 3

1Q84 BOOK 3

発売日に品川で新幹線に乗り込む前に買って読みました。
読み終えたあと、時間をかけて自分の中で何か消化すべきことがあるような気がしています。
村上春樹さんの作品は、読んでいて予測が付かないこと、感情表現が細やかで鋭いので最後まで読ませてしまう力がありますね。本の中で『人は自分のためには再生できない、他の誰かのためにしかできない』という言葉が私にとっては、ぐさっと思い知らされた言葉でした。

最後にまた別の世界に入り込んでしまったかもしれないという余韻を残しながら、結局はその世界で生きていかなければならないという定めを受け入れていくというのは、まさに人生そのものなのかもしれませんね。

とにかく、何回か読まないと謎解きは終わりません。