日々是修行

日々是修行 現代人のための仏教100話 (ちくま新書)

日々是修行 現代人のための仏教100話 (ちくま新書)

佐々木閑さんの日々是修行を読みました。
この本は、朝日新聞に掲載されていたコラムをまとめたものだそうです。
きっかけは、NHKで戸塚洋二氏というノーベル賞級の物理学者の番組を見て
佐々木さんと対談したというのを聞いたので興味を持ちました。

この本の中で一番心に響いたのは仏教の慙愧の意味です。
劣等感を「他人と劣っているから、私には価値がない」と考えるのではなく「劣っているから、その分傲慢にならなくてすむ。傲慢にならないからまだまだやれる」と考える、劣等感をさらなる向上のための活力源として積極的に捉えているということです。

劣等感があるから頑張れる、という発想は素晴らしいですね!
でも劣等感なんか意識しないようになることにも憧れるなー