OUT
桐野夏生さんのOUTを読みました。
読み進むにつれ、その感覚の異様さにどんどん引き込まれてしまいます。特に主人公の雅子の壊れ方が、少し普通に感じてしまうのは、世の中が病んでいる証拠かもしれません。また、それぞれの主婦たちの環境に共通しているのは家族の信頼関係の乏しさとそれを補うかのようなお金への執着です。
たわいない会話が昔に比べて少なすぎると感じるのは、何か関係があるのでしょうか?
ついでにDVDも観てみましたが、これは全くの別作品として観た方が良いですね。
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/06/14
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- メディア: DVD
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